スイカズラ 愛の絆

もうひとつの縁起の良い名前

この下唇が開いたような変わった花、スイカズラという植物の花です。少し注意してみるとみなさんの家の周りでもきっと見つけることのできる、どこにでも普通に見られる植物です。つる性の植物で、ほかの木などに巻き付いて生育していることの多い植物ですが、花の時期以外はほとんど目立つことがありません。

スイカズラ
スイカズラ

昔、花の甘い蜜を吸ったことから、吸うカズラ(つる性の植物の総称)ということでこの名があります。この植物は生薬としても活用されており、解毒、利尿、抗菌。美肌などの効果があるとされており、生薬名は金銀花といいます。写真からも分かるようにはじめ白く銀白色の花がのちに金色に変わることからこの名があります。金銀花なんとも縁起のいい名前です。

私はこの金銀花という言葉を聞くと昔ある洗剤のコマーシャルで金銀パールプレゼントというコマーシャルをやっていたのを思いだします。ただ、結局どんなプレゼントがもらえるのかは分からずじまいでした。 

この花の花言葉は「愛の絆」です。写真からも分かるように2つの花が仲良くならんで咲いていて、愛の絆という花言葉がぴったりの花です。でも実は金銀花というとても縁起のいい名前を持ち、愛の絆という美しい花言葉を持つ植物ですが、世間のこの花に対する評価は厳しいものがあります。

どこにでも普通に生育する植物であることから、いつもは邪魔者扱いされており無残に切り裂かれることの多い植物です。お金と愛、あなたも知らず知らずのうちに切り裂いてしまっているのかもしれません。

自然の伝道師

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